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ドイツ語の名詞の性が2つあるときはどうする?性が揺れるパターンと対処法

黒板に単語が書かれている
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こんにちは!ドイツ語おたくKenKen(@ken_Fussball)です。

突然ですが質問です。

ドイツ語の名詞を辞書で引いたときに、あなたは次のような状況に遭遇したことはありませんか?

「名詞の性が2つ書かれている!どうして?」

また最近よく使われる “Virus (ウイルス)” という単語について、このような疑問をもった方もいるかもしれません。

「”der(男性)” と “das(中性)”どっちを使えばいいの?」

なかなかマニアックなテーマですが、今回は名詞の性が揺れるパターンや対処法ついてまとめてみました!

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目次

Der Virus それとも Das Virus?

2020年以降、「ウイルス」という言葉に触れない日はないのではないでしょうか?

世界各国で毎日のように、コロナウイルスのことが話題にのぼっています。

そんな中、ドイツ語にはひとつ興味深いことがあります。

それは “Virus(意味:ウイルス、読み:ヴィールス)” という単語に、性が2つあるということ。

独和大辞典を引いてみると、名詞の性については「中(男)」と記載されています。

またDudenで調べてみても、以下のように “das” と “der” の両方が名詞の性として載っています。

辞書の記述

つまり”Virus” の性は1つではなく、中性・男性どちらも使用可能ということです。

このように名詞の性が2種類記載されているとき、私たちはふつう独和辞典での表記を見て、「男性はカッコ書きだから、中性名詞で覚えればいっか!」とかんたんに片付けてしまいがちです。

しかし、実は “das Virus(中性)” と “der Virus(男性)” の使用場面が異なることをご存知でしょうか?

医学用語としてドイツ語になった “das Virus” が “der Virus”としても使用されるように

“Virus” という言葉はもともとラテン語に由来し、医学分野の専門用語としてドイツ語に入ってきました

ラテン語において”virus” は中性名詞だったことから、初めはドイツ語においても中性を表す “das” が “Virus” の性として使われていました。

現在でも医学分野では “das Virus(中性)” を使用するのが一般的ですし、メディアでの使用状況を見ても、通常 “das Virus” になっています。

しかし、日常会話で “Virus” という単語の使用頻度が増えてくると、”Der Virus(男性名詞)” を使う人も出てきたようです。

理由は、ドイツ語の名詞において語尾が “-us” で終わるものの多くは(たとえば、”der Kapitalismus(資本主義)”など)、男性名詞だったため。

男性名詞の “der” を使うほうが自然だと感じる人がいたようです。

このような経緯で、”Virus” は2種類の性で使用されるようになりました。

現在では、Dudenで中性・男性両方の記載があるため、どちらを使用しても問題ありません。

ただし、日常会話では “der Virus(男性名詞)” を使う人も多いということは覚えておいても良いでしょう。

このテーマについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事を読んでみて下さい。
Duden – Der oder Das Virus?

またWDRのこちらの動画でも “Virus” の性について解説されています。
ドイツ語の勉強にもなると思うので、興味のある方はぜひ。
Die Maus – Der oder das Virus?

※どちらもすべてドイツ語です。

名詞の性が揺れる3つのパターン

さて、上記の “Virus” の例から、ドイツ語の名詞の性は、必ずしも1つではないことがおわかりいただけたのではないでしょうか?

このように名詞の性が複数ある場合、どちらが使われるかは次のような条件によって変化することがあります。

  1. 使用するシーン
  2. 使用する地域
  3. 使用する年齢

1.使用するシーンによって異なる

これは先ほどの「 “das Virus(中性)” はよく医学用語として用いられるけど、日常会話では “der Virus(男性)” もよく使われる」というパターンです。

「話し言葉なのか、書き言葉なのか」また「専門用語なのか、そうではないのか」などに応じて、どちらを使用する傾向が強いのかが変わってきます。

2.使用する地域によって異なる

単語を使用する地域によって、名詞の性に揺れが生じることもあります。

たとえば、”Joghurt(ヨーグルト)” という単語。

辞書をみると3つの「性」全てが掲載されていますが、地域ごとにどの「性」を使うのか異なる傾向があります。

あくまでも傾向ですが、ドイツでは “der Joghurt(男性)” と言うことが多いのに対し、スイスでは “das Joghurt(中性)”が一般的、オーストリアでは “das Joghurt(中性)”も “die Joghurt(女性)” もアリのようです。

3.使用する年齢によって異なる

年齢によって、使用する名詞の性に差が出ることもあるようです(こちらは上記2つとは違い、あくまでも僕の仮説です。)。

たとえば、”Cola(コーラ)”。

僕の友人に聞いた話ですが、同じ家族内であるにも関わらず、友人のほうは “das Cola(中性)”、母親のほうは “die Cola” を使うとのこと。

名詞の性が複数ある場合、世代によっても揺れが生じることもあるかもしれません。

名詞の性が複数ある場合の対処法

ではこのように名詞の性が複数あるという状況に遭遇したとき、非ネイティブである私たちはどちらの性を覚えればよいのでしょうか?

結論、文法的にはどちらでも大丈夫です。

しかし前の章で説明したとおり、地域差や使用場面に差が出ることもあるため、違いを確認しておくとよりドイツ語の面白さにも触れられるのではないかと思います。

確認する方法は、3つあります。

  1. ネイティブに直接聞いてみる
  2. Dudenなどの独独辞典で調べる
  3. Google検索して、ヒット数の違いを見てみる

「どっちの性を使えばいいの?」と迷ってしまった方は、ぜひ上記のような方法を活用して、使用傾向の違いを確認してみて下さい。

【まとめ】名詞の性が複数あるときは違いを楽しむべし

いかがでしたか?

結論、複数の名詞の性が辞書に記載されている場合、どちらを使っても構いません。

「ドイツ語を話せるようになる」ことが目標の場合、名詞の性の間違いを恐れずにたくさんドイツ語を使ってみるほうが速く上達します。

ただし今回ご紹介したように、名詞の性が複数あるときには「地域」「場面」「年齢」によってどちらを使うかが変わることがあります。

一歩踏み込んで使用の傾向を調べてみると、よりドイツ語の違いを楽しめるでしょう。

Deutschlog(ドイチュログ)では、このようなドイツ語に関するアレコレを紹介しています。

もしこの記事を読んで「ドイツ語って面白い」と思った方は、下のSNSボタンからシェアしていただけると嬉しいです。

また「名詞の性がなかなか覚えられない…」そんな方は、ぜひこちらの記事を参考にドイツ語学習に取り組んでみて下さい!
【ドイツ語】名詞の性の見分け方!覚えられない人は必見です

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